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2007.03.20

関西道とEUモデル

-関西道とEUモデル-道州制に夢を託そう(慶大教授・上山信一)
 地図を見て気がついた。関西はEU(欧州連合)に似ている。経済の中心大阪はドイツだ。文化の町京都はフランス。海洋都市の神戸はイギリス。和歌山(紀伊半島)はスペイン(イベリア半島)。三重はイタリアで伊勢はバチカンだ。商才にたけた滋賀(近江)はベルギー。山に囲まれた奈良はスイスだ。琵琶湖の向こうの福井は地味だが勤勉で豊かで女性の社会参加が多い。これはスカンジナビアだ。こうして当てはめてみると関西は個性豊かな国々が集まるEUに構造が似ている。(以下略)
(2007年3月19日/時事通信オピニオン)

 関西をEUに見立てるという発想がなかなか面白い。上山氏は続けて、大阪・京都の「二府宥和」を勧め、米国一極集中に対抗して独仏が協力し合い、EUの基盤強化を図ったように、関西圏も道州制で東京一極集中に対抗すべきと説く。
 確かに、関西人の東京への対抗心は強烈だ。それは政治経済の分野に留まらず、風俗文化に至る。こういった心情に訴え、東京からの「独立」を唱えれば、関西州(近畿州)は意外にまとまりやすいのかも知れない。
 国際情勢を見ても、地域でまとまりやすいところから国家連合が進められている。市町村合併だって地域によって動きはバラバラである。道州制についても、とりあえずできるところから始めるということでどうだろうか。そうでなければ、先に進まない。
 東京に対する対抗軸がひとつ形作られれば、他の地域における道州制の枠組みも明確になるし、今後のイメージも見えてくるのではないか。日本全体の新たなグランドデザイン構築も大いに進展すると思うのだが。

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