麻生会長の蛮勇に期待したいが
-麻生氏の無投票再選が決定、全国知事会長選-
任期満了に伴う全国知事会の会長選は、11日正午の締め切りまでに麻生渡会長(福岡県知事)以外の立候補届け出がなく、麻生氏の無投票再選が決まった。(中略)
麻生氏は立候補を表明した8日の定例会見で、今後の課題として、地方分権改革の推進や、国や自民党で検討が進む道州制への対応、分権の受け皿となる県や市町村の自治能力の向上などを挙げた。
(2007年5月11日/共同通信)
今回の会長選、無投票とは言っても前回が初めての投票だったのだから、通常の状態に戻っただけである。
それにしても、地方分権に向け「積極派」だった梶原前会長に比べ、麻生会長はいまいち国に対する姿勢が弱いような気がする。抱負として挙げた今後の課題にしてもありきたりで、面白みがない。
知事会とは言っても利害の異なる都道府県の寄せ集めであり、リーダーシップをとっていくのは並大抵ではない。「調整型」の麻生会長としては、まず身内を固めてから国との対決を図ろうというのかも知れない。
しかし、従来並の「調整型」では何一つ得るものはない。意見を集約する方式ではなく、まず自身が強力な方針を打ち立て、それを各知事に説得していくくらいの気迫がなければ地方分権改革など進まない。
梶原前会長のもとでの改革は、その奮闘にも拘わらず不十分な内容に終わってしまった。それを批判するのは簡単だが、知事会をはじめ地方6団体が結束して少しでも要求を通すというのは、それだけでも大きな成果だったと思う。
麻生知事も多選批判を跳ね返しての4期目。もうあとはないのだろうから、ここは蛮勇をふるって思い切った改革案を打ち出して、全国知事会を活性化させて欲しい。


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