知事の限界
-手記「流れの先にあるものは」(橋本高知県理事)-
知事の限界
法律用語を使えば、今は地方の側が「挙証責任」を、つまり、国の関与に問題があることを証明する責任を負っている。しかし、国が圧倒的な力を持っている中で、これでは分権改革は進まない。改革の名にふさわしい、国の枠組みの転換を目指すなら、外交や防衛など、ごく一部の分野を除いては、すべての権限と財源を地方に移した上で、どうしても、国が関与する必要があると考える場合には、国の側が、それを立証する責任を負うように、仕組みを変えなければならない。
しかし、これは、地方の力や知事会の力だけで、成し得るものではない。(中略)国と地方の関係を変えるという理想の面で、知事の力に限界を感じた16年だった。
(2007年12月5日/Asahi.com 標記手記より抜粋)
改革派知事の先駆け的存在であった橋本氏にとって、三位一体改革が期待外れに終わってしまったことは一番残念なことだろう。
橋本氏の言うとおり、国と地方との役割分担をひとつひとつ見直していくなら、これは際限ない議論に引き込まれてしまうことになる。もっと原則的なところからトップダウン的に変えていく必要があるというのはまさにその通りだと思う。
橋本氏は今後国政への転身を図っていると噂されているが、だとしたら知事の限界で出来なかったことをそこで実現して欲しい。
改革派知事は皆卒業してしまったが、橋本氏に加え北川、浅野、片山といった前知事の皆さんが揃って国政に参加し、増田総務大臣とタッグを組んで新しい国と地方の枠組みづくりを目指せば、それなりのインパクトがあるように思うがどうだろうか。(おっと、田中さんを忘れていたなぁ・・・)


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