まずは自分の立場を"洗濯"
-政策組織「せんたく」発足 知事ら「超党派議連を」-この政策組織、発起人に改革派知事として名をはせた北川前知事の他、現職の知事も何人か参加しているところがミソだ。しかし、この光景どこかで見たような気がする。細川元首相が前熊本県知事の肩書きで日本新党を立ち上げた時にどこか似ているのではないか。
知事や学者、財界人らによる運動組織「地域・生活者起点で日本を洗濯(選択)する国民連合」(せんたく)が20日、発足した。発起人代表の北川正恭前三重県知事は東京都内での記者会見で、超党派の議員連合発足を呼びかけるとともに、相当数の議員が参加する見通しを示した。議員らとの政策協議で一致すれば法案化し、一致できなければそれぞれが自身の政党のマニフェスト(政権公約)に反映させて、次の総選挙を政策を軸とした政権選択選挙にしたいとの考えを表明した。(以下略)
(アサヒ・コム/2008年1月21日)
これが今後の国政にどう影響していくかは未知数だが、私としてはそれよりも、今回、何人かの現職知事がこの政策組織に参加した点に興味がある。
思うに全国知事会などの地方6団体の不甲斐なさに愛想をつかして、別のところに活動の場を求めたというのが本当のところではないか。
地方6団体とは言っても、その中でのお互いの利害には余りにも隔たりがあり、思い切った行動ができない。また、地方自治の制度設計については結局のところ自分たちではなく国会にしかその権限がない。
そんな八方ふさがりの状況をどうにかしたいというのが今回の動きではないか。なんだかんだ言っても、国政に口を出さなければ何も変わらないのだから。
しかし、いきなり難問が降りかかってきた。道路特定財源の暫定税率問題について、彼らはどういうスタンスで臨むつもりか?国はこれまで「道路」をエサに地方を操ってきた。ここでまた日和ってしまうと足下を見られてしまう。
組織名称の「せんたく」は坂本龍馬の言葉をひいたとのことだが、彼は脱藩浪人であった。現職の知事さんも気持ち的には脱藩し、自分の地域の利害を離れたところでモノを考えないと、結局は何も変わらない、というか変えられないに違いない。そこまで腹をくくっているのかどうか。


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